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concrete5のアドオンを自作してマーケットプレイスに登録してみた

Posted by admin at 19:04 日時 2012/04/12

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Open Graph Tags Liteというconcrete5のアドオンを作ってみました。このアドオンは、Facebookでウェブページがシェアされた際にウォールにどのようなタイトル・概要文・サムネイル画像で表示されるかをコントロールすることができる、ソーシャルメディアのためのメタ情報であるOGPに対応するためのアドオンです。Google+でも使われています。このアドオンをインストールしてデフォルト画像を設定するだけですぐOGP対応できます。page_thumbnailという画像ページ属性を作成すれば、各ページごとのサムネイル画像の設定も簡単です。concrete5サイトでOGPが気になる方はぜひ使ってみてください。

このアドオンはもともと @mokk23 さんのリクエストでconcrete5でOGP対応する方法を調べ始めて、テーマで対応することを考えた際のコードをベースにしています。これは関西ユーザーグループの勉強会でもご紹介しました。ただ、テーマのカスタマイズは少し敷居が高いので、より誰でも使えるように、アドオンにしてみました。アドオンの作成方法の勉強も兼ねています。

そして、せっかく開発したので、concrete5.orgのマーケットプレイスに登録して見ることにしました。concrete5.orgのマーケットプレイスに登録しておくと、concrete5サイトの管理画面からマーケットプレイスを検索してクリックひとつでインストールできるようになるため、さらに簡単に使ってもらうことができます。

マーケットプレイスへの登録は割と簡単で、concrete5.orgの Submit to Marketplace ページから申し込むだけでOKです。マーケットプレイスへの登録にはルールがあり、インストールが問題なく行えること、アイコン画像が用意されていること、ライセンスの問題がないこと、などの基本的な条件から、登録の際の細かい注意事項やPHPのコードの書き方まで、割ときっちりとルールに対応しておくことが求められます。詳しくは登録ページの内容を読んでください(英語です)。

登録するとすぐにマーケットプレイスに掲載されますが、その時点では未承認なので、まだダウンロードしたりサイトにインストールすることはできません。登録したアドオンはPRB(ピア・レビュー・ボード)という、ボランティアチームの手によって行われますので、あとはひたすら承認の連絡が来るのを待ちます。今回はPHPが数ファイルの簡易なアドオンでしたが、それでも機能の改善要求やバグつぶしを経て、承認されるまでに1ヶ月以上かかりました。コードの中身だけじゃなく、使い勝手までチェックされるというのは驚きでした。concrete5の本体と同様に、誰でも簡単に使えるということが重要視されるようです。

あと、今回気づいた重要なルールで、マーケットプレイスに登録されたアドオンやテーマには、サポート義務が発生しているということです。これはSubmit to Marketplaceのページで明記されています。きちんとチェックされ、質問すれば開発者から直接サポートされるアドオンだけがマーケットプレイスに掲載されているということですね。開発者にとっては結構ハードルが高いと思うんですが、日々新しいアドオンやテーマがマーケットプレイスに登録されているので、世界的なconcrete5開発者コミュニティの盛り上がりを感じさせますね。

さて、次はテーマを登録するぞー!


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