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concrete5関西ユーザーグループ 第8回 勉強会開催しました

Posted by admin at 12:46 日時 2012/05/11

4月22日にconcrete5関西ユーザーグループ主催の第8回勉強会を開催しました。この勉強会は、オープンソースCMS「concrete5」を使っているユーザーが集まって気軽に情報交換する場を作ろう!という趣旨で、関西でオープンソース系のイベントがある月を除いて毎月開催しているものです。

concrete5 何でも質問会

concrete5に関する日頃の疑問・質問・困ったことを相談するコーナーです。今回はこのコーナーだけでほとんどの時間を使ってしまいました (^^; 寄せられた質問の中で、代表的なものをピックアップしてご紹介します。

Q. テーマはどこで探したらいいの?

concrete5.orgのマーケットプレイスで探すのが一番だと思います。最新バージョンに対応したテーマを探すなら、一番確実です。英語なのがネックですが…。日本語で配布しているページもありますが、動作保証がない分、中級者以上向きと言えるかもしれません。

Q. ホワイトラベリング機能って何?

MITライセンスのconcrete5は、concrete5という名前を変えたり管理画面のロゴを変更して再配布することができます。そして、親切なことにソフト名を変更したり管理画面のロゴを変更するための機能が用意されています。これをホワイトラベリングと言います。concrete5を使って、concrete5の名前を出さずにサービスを展開してもいいってことです。面白いですよね…。

詳しくは、勉強会後にtomoさんが解説記事を公開されています。
ホワイトラべリング(White Labelling Support)とは

Q. ダッシュボードでGoogle Analyticsのレポートを見たい!

バージョン 5.4 まではできた、アクセス解析を Google Analytics に差し替える手法が5.5では使えなくなっているようです。これはちょっと方法を考えようかなとは思ってますが…勉強会の時間内では解決できませんでした。

Q. Designer Contentのここが使いにくい!

Designer Contentとは、プログラマじゃなくてもconcrete5のブロックを自作できる、とっても便利なアドオンです。使い方の日本語の解説はこちら

ラジオボタンが使いたいんだけど…。

Designer Contentで作成できるフィールドでセレクトボックスは選べますが、ラジオボタンは選べません。これは、開発者の方がチェックボックスには対応しないと明言しているので、今後も追加されることはなさそうですね…。リンク先にもありますが、この変更を行うカスタマイズはちょいと面倒です。

作ったブロックの追加画面のウィンドウサイズを変更したい!

Designer Contentで作ったブロックを追加しようとすると、フィールドが1つしか無くても、このように大きなウィンドウが表示され、じゃまっぽいです(下図)。この方法は勉強会の時間内で解決しなかったので、補足のため当記事で解説します。


このウィンドウサイズは、ブロックのインストール時にデータベースに保存されます。BlockTypesテーブルに入っています。

そして、Designer Contentでブロックを作成すると、自動的にインストールまで行われるので、初期設定の横幅が必ず入ってしまいます。すでに使っているブロックの追加時のウィンドウサイズを変更したい場合は、作成されたブロックのcontroller.phpの設定を変更したうえで、管理画面の「システム&設定」→「データベースXML」画面にて、「コアーデータベースのテーブルとブロックを更新」にチェックを入れて「データベース更新」ボタンをクリックすると、データベースの情報が更新され、ウィンドウサイズも変更されます。

block/ブロック名/controller.php(抜粋)

protected $btName = 'Test Block';  protected $btDescription = '';  protected $btTable = 'btDCTestBlock';    protected $btInterfaceWidth = "700"; // ここの数字を変える  protected $btInterfaceHeight = "450"; // ここの数字を変える

あるいは、データベースから直接 btInterfaceWidth と btInterfaceHeight の数字を変更してから、concrete5の管理画面からキャッシュをクリアすると、ウィンドウが小さくなります。手っ取り早く変えちゃいたいという方はこちら。

いちいちこのような手順を踏まずに、ウィンドウサイズが変更できるようにして欲しい!という方は、作者にリクエストしてみましょう


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