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不安とか希望とか決意とか

Posted by admin at 21:08 日時 2013/05/09

concrete5のコミュニティリーダーのKatzさんに会いに行ったのが2010年の関西オープンソースだった。
今はステッカーで埋まっている自分のMacBook Proにconcrete5のステッカーだけ貼ったのを覚えている。

今イチオシのCMS、concrete5です。

最初、concrete5にはただ自分が面白いから、楽しいから参加していた。
始めて足を踏み入れたオープンソースの世界は、面白い人がたくさんいて、
色んな職業の人がいて、刺激的だった。
初めての関西での勉強会は、ほんとにウェブ業界の人が全然いなかったなぁ。

concrete5関西ユーザーグループ 第1回オフ会を開催しました

ますますのめり込み、たくさん翻訳して、コードも書き始めて、
でも勉強会にはいつの間にかウェブ業界の人が増えた。
翻訳する人やドキュメントを書く人は少し減ってしまった。

危機感を感じてる。
忙しくしている間に、コミュニティの活動がおろそかになっていたかもしれない。
WordPressの方に参加しすぎていたかもしれない。

実はconcrete5のTシャツを着ることが怖い。
concrete5を知らない人に宣伝する時以外は着なくなった。
勉強会で自分一人がconcrete5のシャツを着ていると、
あたかも自分だけが公式の人間みたいに見える。
ぼくはひとりのコミュニティメンバーでいたい。

本当は社長って呼ばれることが怖い。
1回呼ばれるごとに業界人じゃない一般のユーザーが離れていく気がする。
concrete5にコミットすることがぼくらを利することになると、プロが離れていく気がする。

好きでやっているうちにあたかも日本でいちばんえらい人みたいになってしまった。
ちょっとだけ、めげそうなこともある。
Automatticの直子さんもこんな感じだったんだろうか、とおこがましくも思う。
だから、直子さんが誇らしくWordPressを語るときに勝手に勇気をもらっている。

でも、辞めるわけにはいかない。
目指す世界があるから起業したのだ。

concrete5がウェブ業界を変えると信じてる。
デザイナーやプログラマー、ライター、プランナー、
個人のスキルが活かされるウェブ制作ができる。

大金を払わなくても、
concrete5のおかげで自分のサイトが持てました、という方がたくさんいる。
感謝されるとやっぱり嬉しい。
日本のユーザーのために、concrete5の進化を後押ししなければと思う。

kaneteiさん、aclissさん、tomoacさん、tomoyaさん、nipperさん、
関西に頼もしい仲間も増えている(一部フィリピン?)。
関西のCMS界を盛り上げようという機運もある。
この流れを全国に。

西海岸で生まれたconcrete5が、西日本から広がっていく。
いいじゃないか。
まだまだやることはたくさんある。


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