baserCMSにカスタムフィールドが実装されたと聞いて入れてみた
Posted by admin at 22:22 日時 2015/01/11
1月11日に、福岡 AIP Cafeにてconcrete5 × baserCMS 合同勉強会を開催しました。concrete5の機能から、テーマやテンプレートのカスタマイズ方法、事例紹介などを交えて、concrete5の魅力をお伝えしてきました。かなり使えるぞ、実践向きなCMSだぞ、という感想を持ってもらえたのかなという手応えはあります。これをきっかけに、北九州でconcrete5のコミュニティが立ち上がってくれたらいいなと思います。ユーザーグループ立ち上げの際はぜひ協力させてください。今回の企画に協力していただいた@evianさん、ありがとうございました。
この勉強会のもうひとつ主役、baserCMSの最新情報に関してのお話も楽しみにしていました。普段触れないCMSの今を知るには、勉強会で聞くのが一番ですね。evianさんの資料がこちらです。
このなかで、気になる情報が。「待望のカスタムフィールドプラグインも登場」おお?ついに?
さっそく入れてみた
勉強会中に、さっそくローカルで動いていたbaserCMSにカスタムフィールドプラグインをインストールしてみました。まあ、名前がプチだからね、WordPressのカスタムフィールドと同じくらいかなと思っていたところ、全然違いました
こちらがbaserCMSの記事投稿画面です。まあ、こちらは至って普通です。この投稿画面の下の方にカスタムフィールドが追加できました。
「カスタム項目」の見出しから下が、カスタムフィールドです。ちゃんと日付、テキスト、複数行テキスト、プルダウン、チェックボックスなどのデータタイプが揃っていますね。これは嬉しい。baserCMSは標準で記事の公開開始〜終了時間を設定できますので、セミナー情報サイトにはよさそう。
こちらがカスタムフィールドの設定画面で、必須項目が設定できることが分かりますね。これ重要。
各フィールドの設定画面がこんな感じ。文字数制限や、半角英数指定など、さすが国産とうならされる設定項目です。
データベースはこんな感じで基本的にフラットに登録されていくようです。
プチと言う名前に反してかなり本格的だった
だって、この機能、WordPressならアドバンストとかいう名前になるやつですよ。baserCMS興味ないなと思っていた人も、このカスタムフィールドが使えるのであれば、ぐっと案件で使える感が出てくるのではないかと思いました。なので、コアに近いレベルで取り込まれてほしいですね。WordPressの場合、コアのカスタムフィールドにデータタイプがない。そして、色んなプラグインがそれぞれ違う方法でそれを実装するものだから、もし使っているカスタムフィールドプラグインのメンテナンスが停止した場合に別のプラグインに移行する際、データを引き継げるかどうかに不安が残ります。というか、ほぼ無理です。
さらに言えば、データタイプを拡張可能だとなお良いなと思いました。concrete5の属性は各属性タイプごとにそれぞれのクラスがあり、属性タイプのデータへは抽象化されたクラスからアクセスするようになっています。ソースを見る限りこのカスタムフィールドのデータタイプはcase文で分岐されているので、ここに拡張性があるといいのになぁと思いました。
さらに夢を語るとフィールドグループを繰り返し入力できるようになれば、某Release2を使ってサイトを設計しているディレクターさんがbaserCMSに流れてくるかもしれませんね。
勉強会では、他にもコンテンツをブロックの積み重ねで編集できるバーガーエディターや、ユーザーグループごとの権限設定の一覧性の高さなど、実用性をビシバシ感じさせる機能を見せてもらいました。なかなかやるな、baserCMS!
というわけで、外野からは以上です。