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【書評】Laravelエキスパート養成読本 – Laravel使い以外にも、全てのPHPerにおすすめ!

Posted by admin at 10:37 日時 2015/04/21

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GitHubで最もスターが多いPHPプロジェクトであり、いま人気急上昇中のLaravelの日本語解説書がついに出版されます!ということで、共著者の新原さん(@shin1x1)に献本をいただきましたので、レビューを書きたいと思います。

Laravelエキスパート養成読本[モダンな開発を実現するPHPフレームワーク!] (Software Design plus)

  • 著者/訳者:川瀬 裕久 古川 文生 松尾 大 竹澤 有貴 小山 哲志 新原 雅司
  • 出版社:技術評論社( 2015-04-21 )
  • 大型本:156 ページ
  • ISBN-10 : 4774173134
  • ISBN-13 : 9784774173139
  • 定価:¥ 2,138

本書はLaravelが広く使われることになったバージョン4を起点に、最新のバージョン5での変更点までを網羅した入門書です。

本書はぜひ、全てのPHPerにオススメしたいと思います。Laravelだけでなく、各フレームワークの最新動向も書かれており、いま最も人気なフレームワークであるLaravelを通して、PHPでの開発の最新トレンドを把握することができます。

また、Laravelの単なる使い方だけでなく、設計思想や特徴、静的メソッドを多用した簡易な記述方法を採用しつつテストを書きやすくする方法や、Traitをどのように活用して開発効率を上げるのかなど、Laravelを使っていない方にとっても興味深いトピックが満載になっています。

もちろん、Laravel初心者のために開発環境の構築方法も書かれており、サンプルコードはGitHubにて公開されているだけでなく、vagrantを使って即座に試せるようになっているのはありがたいところです。

最終章では書籍予約システムを想定し、Laravelを使ったREST APIアプリケーションの構築手法が解説されています。これで具体的な開発イメージを持つことができると思いますし、Laravelのコードの簡潔さや見やすさを実感できるのではないかと思います。

本書の対象者としては、中級者以上、特にSQLを使ったWebアプリケーションの開発経験がある方になるかなと思います。その経験がない方には、いきなり本書を読んでも着いて行けないかもしれません。

ただし、PHP自体の用語やバージョン5.4以降の新機能については都度解説されていますので、PHPの知識については初心者レベルでも着いて行けるのではないかと思いますので、これまで他の言語で開発されていて、これからPHPをやってみようかなと言う方にはおすすめできると思います。

最後に、筆者はオープンソースCMSの「concrete5」の開発に携わっていますが、concrete5はバージョン5.7になって大きなコードのリファクタリングが行なわれました。特にクラスローダーである Loader クラスが非推奨になり、代わりに Core::make(‘hoge’) という見慣れない記法が出てきたことで、開発者コミュニティでも「何だこれは?」という混乱がありましたが、この機能がまさに Laravel のIoCコンテナを使用しています。最近のコアコントリビューターにはLaravelファンが増えており、多くの機能改善で「Laravelのやり方」が参考にされています。concrete5を使ったアプリケーション開発に興味がある方にとっても、本書はオススメです。

一冊まるごと Laravel な「Laravelエキスパート養成読本」が出ます


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