concrete5 第29回大阪勉強会を開催しました
Posted by admin at 17:22 日時 2014/09/22
9/13に大阪では第29回となる勉強会を開催しました。次回は30回です。もうずいぶん長いことやっているな〜
勉強会の報告記事としては脱線気味なことを書こうと思うのですが、勉強会に参加された、WordBenchなどで発表もされているデザイナーの方が、Facebookで「Web制作会社は仕事のやり方というかお金の取り方を変えていかないといけないのでは?」「WordPressでプログラミングの壁に突き当たっている人は、チャンスかも」という感想を書かれていました。
functions.phpにプログラムをちょろっと書けば(あるいはどっかからコピペすれば)自在にカスタマイズできるという気軽さがWordPressの良いところだと思いますし、普及した原因のひとつだと思います。ただ、その仕組みが逆に、プログラミングができない人や逆にPHPをがっつり書きたい人には不満が多いところになってると思います。コピペとは言え関数を書かないと行けないし、WP_Queryオブジェクトに引数を渡してforeachで回してとか、それもうがっつりプログラムだよねっていう。逆にそこそこの規模の機能を開発しようと思うと、急に砂漠に放り出されて何もサポートしてくれない感がある。
concrete5なら権限管理も全て標準機能で画面からできちゃうし、各種ブロックを置くだけでノープログラミングでサイトが作れる。こんな風にね。
つまり、HTML/CSS/PHPの知識がなくても作ろうと思えば作れる、「誰でもホームページが作れる時代」のCMSなんだと思います。お客さんとの技術格差や情報格差で仕事をしてる人はやばいんじゃないのか、逆にお客さんに提供できる価値を持っているのにプログラミングが不得意なせいで壁に打ち当たってる人はチャンスなんじゃないのか、ってことではないかなぁと。
あとは、MVC設計になっているのはやはり嬉しい。まあ、とにかく「何か良いCMS無いかな」って探してる人はいますぐconcrete5を試してほしいってことです。
いまWordPressやってるなら、それを捨ててconcrete5をやる必要って全くないと思うんですよねぇ。じゃあなぜやるべきかと言うと仕事の幅が広がるからだと思います。作れるものは同じでも、お客さんに提案できるものが全然違うので。
— Takuro Hishikawa (@HissyNC) September 22, 2014
それでは、当日の内容のかんたんな振り返り。
新バージョン5.7 最速レビュー!
勉強会当日に公開されたばかりのバージョン5.7の画面を見ながらあれこれ変わったポイントなどを紹介しました。5.7のインストールはこちらから。
Vagrantでサクサクconcrete5開発環境構築!
Web制作者からも大注目の自動かツール「Vagrant」を使って、concrete5の仮想開発環境を構築するという話でした。concrete5に限らずVagrantの使い方のまとめにもなっていて、Vagrantに興味のあった参加者の方からは好評価でした。
concrete5でよく使うカスタマイズTips集
こちらのセッションを予定していたのですが、時間切れのため次回になりました。すみません。
告知など
次回の大阪勉強会の日程は調整中ですが、関西ユーザーグループとしては次は奈良で開催されます。『concrete5 公式活用ガイドブック』の著者の方ふたりが揃いますし、少人数の気楽な会ですので、concrete5について質問してみたいと言う方はぜひ参加をご検討ください。
ちなみに、私はこちらに行くので次回の奈良には参加できません…残念。concrete5の会で、WordPress REST APIについてがっつり話す予定です。