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高機能なオープンソースECソフトウェア『Magento』に要注目!?

Posted by admin at 12:02 日時 2011/01/29

「海外向けのECサイトを作るかも」というお話を聞いて、多言語対応のeコマースソフトって何がいいのかな?と色々調べていて、Magento(マゲント)というオープンソースのソフトウェアを発見しました。

実は、個人的にECサイトの構築はあまり得意ではない分野。手がけた仕事ではショップサーブやカラーミーショップのデザインのカスタマイズが多く、レンタルのサービスは使える機能や使いやすさに不満が出てくることも。実際、ちょっと凝ったデザインにしようと思うと骨が折れます。

一方、EC-CUBEなどのソースが公開されているオープンソースなら、自由にカスタマイズが可能です。でも、EC-CUBEで本格的につくっていこうとすると、結構カスタマイズしないといけないっていうイメージがあって、決してプログラミングに詳しくない自分としては大変そうだなぁ…。というイメージが(あくまでイメージなんですが…一応デザインカスタマイズはやったことあるんですよ)

Magentoの何がいいかというと、標準で高機能というところです。これはconcrete5もそうなんですが、WordPressだったらカスタマイズしなきゃいけないことがだいたい標準機能でできちゃう。Magentoも色んな機能が標準でついていて、柔軟なクーポン発行を含むマーケティング機能、URLの設定やsitemap.xmlの生成などのSEO、1つのシステムで複数サイトの構築が可能、多言語対応、Ajaxを利用したページ遷移なしのカート画面、etc…。

あとはシステムとデザインが分離しているのも魅力。プログラムをあまり書かずにデザインを作り込めそうだし、レイアウトの変更やカテゴリごとの商品一覧に違うバナーを表示する、なんかも管理画面からできちゃう。これは、すごいかも。

ネックは、日本語のドキュメントが無いことです。自分は英語のドキュメントでも読みますが、お客さんに渡すのに「管理画面のマニュアルは英語しかありません」というわけにはいかないですしね。あと、それなりのスペックのサーバーが必要なようです。

それから、カスタマイズ不要な分、設定は面倒な印象。

▲こちらが商品管理画面。期間指定の値下げなども設定可能。左列のメニューを見ていただければ分かりますが、商品1点に設定できる内容が盛りだくさん。まぁどれもECなら必要な項目なんですが…。

▲属性管理画面。商品の色やサイズなど一般的な属性も、属性セットとして効率的に管理…でもちょっとむずかしそう??

日本国内向けの決済モジュールもありますし、国内での事例もあるようなので、今後に注目という感じでしょうか。いまはとりあえずデザイナーズガイドをさらっと読んでみています。

実際、案件でMagentoは使えるのか?というところは、同じく興味がある@bren_nowさんとミニ勉強会を開いて検討してきますので、またご報告します!


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