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急速に変化するフリーランス市場で生き残るために覚えておくべきこと

Posted by admin at 10:42 日時 2011/05/05

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FreelanceFolderにフリーランスのサバイバル戦術についてなかなか的確にまとまった記事(What You Must Know to Survive in a Rapidly Changing Freelance Marketplace)が公開されていたので、抜粋して和訳しながら紹介します。

サバイバルキットを用意せよ

あなたがひとつの分野に特化しているか、あらゆる分野に精通しているかは別にして、コアとなるスキルを持っていることは重要である。このスキルはあなたが得意なことであっても、これからチャレンジすることであっても、常に更新し続けなければならない。

自分がフリーランスとして仕事を取っていくために、中心となる得意分野はおそらく多くの方が意識しているのではないかなと思います。特にウェブ制作においては、必要なスキルが非常に多岐にわたりますので、なんでもできますってのは、ある意味前提であり、ある意味絶対不可能です。一人で完結できる横断的な知識を持ちつつも、全てにおいて専門家レベルになるなんてまず無理です。企画・設計・デザイン・フロントエンドエンジニア・サーバーサイドエンジニア・セキュリティ・アクセシビリティなどなど、細かい分野はそれぞれで専門家になれるだけ奥が深く難しい分野ですし、それぞれが日進月歩で進化していますしね。記事ではあなたが別の分野に移ったとしても、このコアとなるスキルを錆びさせてはならない、とアドバイスしています。

狩りに出かけよ

ブログ・Twitterなどのソーシャルメディアの有益なアカウントを更新し、潜在顧客、知人、パートナーにアピールし続けなければならない。フリーランスにとって最悪なのは、仕事がありすぎることだ。あなたは向こう6ヶ月間仕事の依頼で埋まっているかもしれない。でも、それで?もしその6ヶ月間何も発信をしなかったとしたら、だれがあなたを覚えているだろうか。

なかなか厳しいことが書いてあります。確かに、仕事があるとつい、ブログの更新やRSSのチェックが後回しになってしまうのですが…ダメですね。仕事が無いのに遊んでいて更新しないのは論外ですが :-(

コミュニティを変えろ

間違ったコミュニティに所属することは自殺行為だ。少し立ち止まって、あなたのビジネスが立っている場所を確認してみよう。正しいクライアントと、正しいプロジェクトを行っているだろうか。

物理的に引っ越しするにせよ、自分の立ち位置を変えるだけにせよ、場所を変えるのは怖いものだ。それでも、死にかけのビジネスから高飛びするには、場所を変えるのが一番だ。どんなプロジェクト・クライアント・予算でもあなたに合うわけではない。安い料金で仕事をするフリーランサーは常にいるのだ。もちろん、あなたよりもね。

正直に言って、クライアントからお金をもらいすぎることは心配しなくていい。あなたが価値をクライアントに提供できているのなら、そしてクライアントがあなたがしていることを理解できているのなら、クライアントはあなたの価値を支払っている。逆に価値を提供することに失敗すれば、あなたに価値がないということはクチコミですぐに広がっていくだろう。

これは僕がフリーになった理由そのものでもあります。同じ価値であっても、やはり誰に提供するかというのは自分のキャリアや収入にとっても重要だし、業界や技術に大きな変化があったとき、身軽にビジネスを変えられるというのもフリーの魅力だと思います。逆に言うと、そういう努力を怠ってはいけないということですね。

導け、フォローされろ

エキスパートをフォローするだけで満足してはいけない。エキスパートになれ。もちろん言うは易しで、あなたと同じことをたくさんの人がしている場合は、エキスパートになるのは難しい。

それでも、リーダーは他の人とは違う何かを常に提供している。あなたは、あなたのフォロワーとなるひとに何を提供できるだろうか?フリーの電子書籍を書いたり、素晴らしいブログ記事を書いたり、フリーのテンプレートやテーマを作ったり、無料で価値があるものを提供することがいい。与えることを続けていれば最終的には自然とリーダーになれるだろう。

これも忘れてはいけないと思います。Facebookで知り合いと楽しくやっているのもそれはそれで大切だしビジネスにも役立つんですけど、やはりTwitterやブログのようにオープンな場で、どれだけ価値を提供できているかが重要だと思うんです。和訳もTwitterを意識してあえてカタカナ語でフォロワーという言葉を残してみました。

感想

いかがでしょうか。ふだん同業者と楽しく交流していたり、Twitterもナチュラルに楽しんじゃってると、厳しいフリーランス市場の中で個人として孤立無援でサバイバル競争をしているのだということをついつい忘れがちになります。同年代のフリーランサーはとても多いけれど、逆に言うと生き残りが厳しい世界であるということだと思います。サバイバルのために、記事で指摘されていることは常に意識していないと、と思います。

一方では、コワーキングのようにフリーランサーが集まって助けあったり、共同でより高い価値を提供することも目指していかなければ、と思っています。この2つはサバイバル戦術の両輪で、どちらも大事なことだと思います。

あなたはこの記事を読んでどう思いましたか?ぜひ感想を教えてくださいね。全文を読みたい方は下記から原語記事をどうぞ。

What You Must Know to Survive in a Rapidly Changing Freelance Marketplace | FreelanceFolder


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