最近リリースされた #concrete5 の注目アドオン22選
Posted by admin at 8:40 日時 2013/05/20
多彩な機能を持つconcrete5ですが、豊富なアドオン(拡張機能)やテーマ(デザイン)を公式マーケットプレイスから入手できるのも魅力のひとつです。
今回は、最近マーケットプレイスに登録されたアドオンの中から、面白い、使ってみたいと思うアドオンをチョイスしてみました。ただし、有料のものが多いので、全て使ってみた感想ではなく、あくまで英語の説明文を読んでこれは便利そう、使いたい!と思うアドオンのピックアップです。もし使ってみたという方はぜひコメントいただければありがたいです!
はじめに
concrete5の公式マーケットプレイスは、AppleのAppStoreと似たような仕組みと考えていただければ分かりやすいと思います。concrete5のサイトの管理画面から、好きなアプリを選んでそのまま購入し、すぐにサイトで使うことができます。購入するのはそのサイトでのみ使えるライセンスになります。
登録されているアドオンは無料のものから数百ドルする高価なものまで様々で、多くは15ドルから30ドルです。WordPressでは公式サイトから入手できるものは無料のものに限られ、一方Movable Typeでは多数の拡張機能をパッケージ化したセットが数十万円で販売されていたりします。concrete5ではそのどちらでもなく、使いたい機能を単品で気軽に購入するというスタイルになっています。とてもスマホ的な発想ですね。
アドオンをマーケットプレイスに登録するには、審査が入ります(これもAppStoreっぽい)。スマホと違ってソフトウェアであるconcrete5はユーザーに届けるのにコストがかかりませんので、オープンソースで無償で使ってもらい、そこからアドオンが売れると収益の一部がコア開発チームの収入になるという仕組みになっています。
Web制作者にとっても、アドオンを購入することでサイトをすばやく作ることができるようになります。個人的にも、concrete5でサイトを作る時は1サイト辺り50ドルくらいは何かしら購入しています。でも5000円ですからねぇ。自分で作ったら絶対1時間では終わりませんから。
また、もし外れだったとしても、サイトからライセンスを外し、ほかのサイトで使うことができます(ライセンスとサイトは1対1の関係ですが、あとで変更は可能)。そのため、とりあえず気になるのは購入して仕事で要り用になったらそのサイトにライセンスを割り当てる、ということもしています。
アプリケーション
ProForms :$35
これはconcrete5のフォームの決定版かもしれません…。テキストエリアやプルダウンと言った通常のフォーム要素に加え、ファイルアップロード、パスワード入力、隠しフィールド、ランダムコードの生成、規約への同意など、実案件で必要な28のフォーム要素が至れり尽くせり、しかも複数ステップのフォームが作れる。CSV出力も可能。
さらには、「内部的な使用」が想定されているということで、ワークフローに組み込むことも可能らしい。とりあえず購入してみましたので、使い方などは後日レポートしたいと思います。
Shopify :Free
海外製のECプラットフォーム「Shopify」と連携するためのアドオン。個人でもかんたんにオンラインストアが持てるとして海外で人気らしいです。日本では決済の壁が立ちはだかっているんでしょうね…。
ただ、今後のECサイトの未来はこっちじゃないかなぁと思うわけです。ECサイトを自前で構築するよりは、かんたんに作れるECプラットフォームで、ソーシャル連携しながら商品を売り、同時に自社ウェブサイトで詳細かつデザインまで意識してきちんと商品を紹介しつつ、もちろんサイトからも購入できる。サイトは直接編集できるconcrete5でかんたんに作って、トータルでもコストがかなり低く押さえられる。
参考:楽天が出資するピンタレスト、ECとの連携効果が「Shopify」でも実証 – BLOGOS
で、売るためのチャネルやノウハウをすでに持っている企業はMagentoを使うんじゃないかな。
Thumbs Up Voting :$30
Yes/Noの投票、YouTube風の高評価/低評価の投票などが可能になるアドオン。重複投票を防ぐ仕組みは、concrete5のユーザー登録だけでなく、IPアドレスでの判断も可能なようで、柔軟性が高いのが高ポイントですね。仕事で使いそうなので使ったらレポート追記します。
QuizMaker PRO :$39
設問に次々答えていく形式のクイズが設置できるアドオン。各設問にポイントを設定し、何ポイント獲得したかを表示できる。
コミュニティ
SharingBox :$20
一言コメント、リンク、写真をシェアできて、Twitter風に表示してくれるアドオン。これはオシャレ!日本語公式サイトに入れてみたいな。
Facebook Events :$25
Facebookページのイベントの一覧をサイトに表示、または特定のイベントの参加登録ボタンを表示するアドオン。
ブロック
Lightbox Gallery :$15
おなじみライトボックス表示の画像ギャラリー。他にも色々ありますので、デモを見て比べて買うと良いと思います。
Whale Nivo Slider :Free
美麗なエフェクトとレスポンシブ対応で有名な jQuery Nivo Slider を使ったスライダーをかんたんに設置できちゃうブロックです。無料なのが嬉しい。スライダーは、もうこれさえあればいいわぁ。
Image Accordion :$20
画像のアコーディオン表示、たまに見かけるアレです。
HTML5 Audio Player Basic :Free
HTML5オーディオプレイヤー、音声ファイルをかんたんにサイトに設置。アルバムアートワークも表示させたい場合はプロ版も。
Easy Tables :$20
CSVをアップロードすることでかんたんに並び替えや検索に対応した表組みが作れるアドオン。画像や動画も埋め込めたり、数値をグラフ表示してくれたりと芸が細かい。CSVファイルのエンコードを指定できる親切さに惚れた!
Attribute Displayer :Free
ページ属性を表示するシンプルなアドオン。ページ属性をカテゴリーの様に使ったり、サムネイル画像の登録に使ったりできますが、表示するにはプログラミングが必要でした。このブロックがあればプログラミング不要です。
Openstreet Map :Free
Webで使える地図としてはGoogle Mapが有名ですが、私企業が提供するものではない、自由な地図を作るOpenStreetMapを設置できるブロックです。まだ日本語の住所で表示できないなどの問題がありますが、座標を入力すれば普通に使えますし、OpenStreetMapを設置するハードルがぐっと下がったことが嬉しいですね。
File Reader :Free
サーバー上のファイルを読み込んで表示してくれるだけのブロック。開発中にエラーログを表示するのに便利かも!
全ユーザーに勝手に使わせるのは怖いので、もし公開サイトで使う場合は権限設定で管理者のみに許可したい。
デザイン
Theme Scheduler :$15
テーマを時間帯指定で切り替えられるアドオン。これでエイプリルフールもクリスマスもらくらく運用じゃい!
Multi Theme :Free
concrete5はページごとにテーマを切り替えられますが、さらに切り替えたページの子ページは同じテーマにするなど、より便利にするアドオン。
Experimenter :$45
複数のブロックを切り替えてどのデザインがユーザーアクションに結びついたか、いわゆるA/Bテストができる。
脱力系&特殊用途系
Wave Text :Free
文字を波打って表示してくれるブロック。サーファーのサイトに最適?
Load MathJax :Free
数式を表示してくれるアドオン。
Syntax Anywhere :$15
シンタックスハイライトでプログラムコードを表示するブロックは他にもありますが、通常の記事ブロックにも対応したという嬉しいアドオン。
VR Watermark :$37
アップロードした画像にウォーターマークを自動で追加してくれるアドオン。
Visual Image Tagger :$30
Facebookの画像で顔にタグを設定できるように、画像にタグを設定するためのアドオン。あまり使い道が思いつかないが…
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まだまだ紹介しきれないほどたくさんの機能があります。ただし、ほぼ編集画面が英語です。日本語対応させたいという方はお問い合わせいただければお仕事として対応することも可能です。また、下記リンクも参考にしてください。
- concrete5アドオン日本語化サービス – 日本語化をサービスとして提供しておられます。ただし、テーマ/アドオンのライセンスを発注者が確認する必要があります。
- Concrete5で翻訳ファイルを作る早いやり方
- How to translate a Concrete5’s package in your language